幕末に日本にやってきた外国人が現在の山手地区に居留地を求め、住宅地として開かれていきました。

その為、日本で初めての「テニスクラブ、ボーリング場、クリーニング、ベーカリー」といったレリーフを街の至る所で見ることができます。

高級住宅街、観光地として有名で都市景観100選に選定されています。

現在でも多くの外国人が住居を構えているが、老舗店舗経営者、
大手アパレルメーカーオーナー、有名文学家などの日本人も多く住んでいます。


有名人でなくても、首都圏へ黒塗りのハイヤーで出勤する重役・役員の邸宅も多くあります。

また、山下公園、港の見える丘公園、イタリア山庭園、山手本通、外国人墓地など緑も多く、散歩を楽しむ年配の方をよく見かけます。

山手に住むステイタスと引き換えに、生活に必要なスーパーやコンビニがあまりなく、車かタクシーでの外出が多い地域でもあります。

それでもこの地に住む方は、横浜市が山手を景観風致保全地区に指定しているため、高い建物がない広い空と洋館の屋根がマッチした異国情緒と暮らす楽しみを感じているようです。






山手のショッピングといえば元町。
その昔、山手の 外国人居住地と山下町・海岸通りの外国商館とを結ぶ散策路　異人さん御用達のお店が並ぶストリートとして出発した元町には、今も当時から受け継がれている文化・伝統・気質が色濃く残されています。

エキゾチックな雰囲気の中、”個性で売る”のがこの街の大きな特徴です。
ハマトラ（YOKOHAMA Traditional）を生み出したオシャレな店が並びます。

山手西洋館は観光地としても有名です。

外国人居留地として、横浜の開港当時の歴史と深く関わり、横浜の移り変わりを見守ってきた山手の丘。
その丘に建っていた多くの美しい西洋館は、関東大震災により失われ、現存している西洋館は震災以降に建ったものがほとんど。
横浜市ではそのうちの7つを保存し、多くの人に歴史の息吹を感じられる施設として公開しています。