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田園調布

日本最高級の住宅街ブランドである田園調布。

「日本の名士」といわれる方々が数多く暮らし、長年にわたりすみ続けているのが田園調布という街。

1970年代は芸能人・スポーツ選手が。80年代のバブル期には土地の売買が急増し、不動産長者が。そして2000年代初頭にはベンチャー起業家が多く移住してきた。
しかし、「成功のシンボル」として田園調布に土地建物を購入する新参者たちは経済変動の影響を受けて早々と立ち去るケースも多い。

「財団法人田園調布会」という街の景観を守る法人もあり、環境保護に厳格で、イメージを損なうような物件は建てられない可能性もある。

この「財団法人田園調布会」の理念は以下のように「田園調布ブランド」を守り、「近所づきあい」を大事にする前向きな理念を持っている。

・この由緒ある田園調布を、わが街として愛し大切にしましょう。
・創設者渋沢翁の掲げた街作りの精神と理想を知り、自治協同の伝統を受け継ぎましょう。
・私たちの家や庭園、垣根、塀などが、この公園的な街を構成していることを考え、新築や改造に際しては
  これにふさわしいものとし、常に緑化、美化に努めましょう。
・この街の公園や並木、道路等公共のものを大切にし、清潔にしましょう。
・互いに協力して環境の保全に努め、平和と静けさのある地域社会を維持しましょう。
・不慮の災害に備え、常日ごろから助け合いましょう。
・隣人や街の人々との交わりを大切にし、田園都市にふさわしい内容豊かな文化活動を行いましょう。

かつてはどの家も200~300坪以上で堂々とした老樹も多く、「田園調布ではお花見にいく必要がない」との声も聞く。桜の木の多い田園調布の街は、春になると美しい花々で彩られる。
垣根や庭木といった、個人住宅が持つ「自然」が多いことも田園調布の魅力のひとつだといえる。

また、この田園調布という街並みは"日本資主主義の父"と言われた渋沢栄一の理想が反映されている。
駅舎から同心円状に広がる約80万m2の敷地に郊外住宅街を建設すべく、「田園都市株式会社」を設立したことに始まる。
渋沢の理想の下に、単なる金儲け以上の価値を企業活動に求める「紳商」と呼ばれる経営者たちが集まり、これを支援した。